明治時代の年表

明治時代は1868年から1912年まで。大政奉還は1867年11月9日。

おもな出来事
1868年
明治元年
  • 戊辰戦争が始まる(1月)
  • 五箇条の御誓文(3月)
  • 明治へ改元(9月)
1869年
明治2年
  • 薩長土肥四藩主が版籍奉還奏請(1月)
  • 東京奠都、二官八省制度(3月)
  • 榎本武揚降伏により戊辰戦争終結(5月)
  • 版籍奉還に勅許がおりる(6月)
1871年
明治4年
  • 廃藩置県(7月)
  • 岩倉具視を中心とする遣欧使節団派遣(10月)
1872年
明治5年
  • 太陽暦採用
1873年
明治6年
  • 徴兵制公布(1月)
  • 岩倉ら遣欧使節団帰朝(6月)
  • 征韓論争(10月)
  • 征韓派が敗れる(10月)
  • ※西郷隆盛、板垣退助、江藤新平、副島種臣など連袂辞職(明治六年の政変)
  • 内務省設立(内務卿・大久保利通)(11月)
1874年
明治7年
  • 民選議員設立の建白書提出(1月)
  • 佐賀の乱(首領・江藤新平)(2月)
  • 台湾出兵(4月)
1875年
明治8年
  • 元老院、大審院設置、立憲政体樹立の詔渙発(4月)
  • ロシアとの間に千島樺太交換条約(5月)
1876年
明治9年
  • 朝鮮国との間に日朝修好条規(2月)
  • 神風連の乱、秋月の乱、萩の乱が相次いで起こる(10月)
1877年
明治10年
  • 西南戦争(前参議・西郷隆盛、薩摩で蜂起)(2月)
  • 木戸孝允病死(5月)
  • 立志社建白(6月)
  • 薩軍敗退、西郷自殺、西南戦争終結。最後の士族武装蜂起(9月)
1878年明治11年
  • 大久保利通暗殺(5月)
  • 竹橋事件(8月)
  • 参謀本部設置(統帥権独立の端緒)(12月)
1879年
明治12年
  • 仏人ボアソナード、日本民法起草に着手
1880年
明治13年
  • 自由民権運動が盛んになる。国会期成同盟成立(3月)
  • 集会条例制定(4月)
  • 刑法・治罪法制定(7月)
1881年
明治14年
  • 農商務省設立、松方正義大蔵卿のデフレ政策「松方財政」開始(4月)
  • 国会開設の勅諭渙発(10月)
  • 明治十四年の政変(大蔵卿参議・大隈重信廟堂を去る)(10月)
  • 自由党結成(総理・板垣退助)(10月)
1882年
明治15年
  • 井上馨、条約改正に着手(1月)
  • 日本銀行条例により日本銀行成立(1月)
  • 伊藤博文、憲法調査のため西園寺公望らと渡欧(3月)
  • 立憲改進党(総理・大隈重信)、立憲帝政党(総裁・福地桜痴)結成。(3月)
  • 朝鮮国に壬午事変勃発(7月)
  • 済物浦条約締結(8月)
  • 福島事件(11月)
1883年
明治16年
  • 岩倉具視死没(7月)
  • 鹿鳴館落成、開館(11月)
  • 山形有朋、内務卿就任(12月)
1884年
明治17年
  • 華族令公布(7月)
  • 自由党解党、秩父事件(10月)
  • 朝鮮国内で甲申事変(12月)
1885年
明治18年
  • 井上馨・全権公使、甲申事変に関する漢城条約締結(1月)
  • 清朝と天津条約締結(4月)
  • 太政官制廃止、内閣制度施行される(12月)
  • 第一次伊藤博文内閣発足(12月)
1886年
明治19年
  • 森有礼文相、帝国大学令施行(3月)
  • 井上馨外相、各国公使との間に第一回条約改正会議(5月)
  • ノルマントン号事件(10月)
  • 星亨らによる大同団結運動提唱(10月)
1887年
明治20年
  • 伊藤博文首相主催の鹿鳴館舞踏会、欧化主義批判により世論沸騰(4月)
  • 神奈川県夏島で憲法起草開始(6月)
  • ※伊藤博文首相、伊東巳代治、金子堅太郎など
  • 藤象二郎、大同団結運動推進のために丁亥倶楽部を結成(10月)
  • 保安条例公布、片岡健吉、尾崎行雄らが「皇居三里以内お構い(東京追放)」(12月)
1888年
明治21年
  • 枢密院官制公布(4月)
  • 伊藤博文、首相を辞任して枢密院議長に就任。後継内閣は黒田清隆組閣(4月)
  • 枢密院開院式(5月)
  • 皇室典範、憲法諮詢の勅諭渙発される(5月)
  • メキシコとの間に初の平等条約調印(大隈重信外相)(11月)
  • 大隈外相は大審院に外国人判事を登庸するなどを骨子とする新通商条約案を各国公使に通告(11月)
  • 山県有朋内相、地方制度調査のために渡欧(12月)
1889年
明治22年
  • 大日本帝国憲法発布。同時に皇室典範、衆議院議員選挙法、貴族院令、議員法を公布(2月)
  • 黒田首相、地方官に超然主義を訓辞(2月)
  • 大隈外相の新通商条約案が「タイムズ」に取り上げられ、猛烈な批判を招く(4月)
  • 大隈外相、玄洋社社員の投じた爆弾によって負傷(10月)
  • 黒田内閣総辞職。三條実美暫定内閣(10月)
  • 旧自由党を糾合した愛国公党(板垣退助総理)成立(12月)
  • 山県有朋、三條暫定内閣の後継内閣を組閣(12月)
  • 内閣官制公布(12月)
1890年
明治23年
  • 民事訴訟法、商法公布(4月)
  • 第一回総選挙(7月)
  • 愛国公党などを基礎とした立憲自由党結成(9月)
  • 刑事訴訟法公布(10月)
  • 第一回帝国議会開催、民党側は民力休養を主張、藩閥政府と正面衝突(11月)
1891年
明治24年
  • 三條実美死没(2月)
  • 立憲自由党、自由党と改称(3月)
  • 第一次山県内閣総辞職。松方正義、後継内閣を組閣(5月)
  • 大津事件(5月)
  • 樺山資紀海相の「蛮勇演説」(12月)
1892年
明治25年
  • 品川弥次郎内相の「選挙大干渉」、流血、買収が横行(2月)
  • 品川内相、選挙干渉が問題化して辞職(3月)
  • 第一次松方内閣総辞職、伊藤博文、後継内閣を組閣(8月)
1893年
明治26年
  • 衆議院、政府弾劾奏上を議決、伊藤首相は勅諚によってこれを回避(2月)
  • 陸奥宗光外相の条約改正交渉(7月)
  • 文官任用令公布(10月)
  • 星亨議長の弾劾案を衆議院可決(12月)
  • 伊藤首相、第五議会を解散(12月)
1894年
明治27年
  • 朝鮮国内で東学党の乱(3月)
  • 伊藤首相、第六議会を解散(6月)
  • 日英通商航海条約締結、治外法権の撤廃(以後各国との間に改正条約成立)(7月)
  • 日清戦争宣戦布告(8月)
  • 日本国内に挙国一致的雰囲気が広まる(8月)
  • 伊藤内閣、自由党との提携趣意書を発表(11月)
1895年
明治28年
  • 清朝全権大使・李鴻章来日(3月)
  • 下関条約調印(4月)
  • 三国干渉、日本政府、遼東半島還付に同意(4月)
1896年
明治29年
  • 進歩党結成(大隈重信総裁)(3月)
  • 民法公布(4月)
  • 山縣・ロバノフ協定(朝鮮に関する日露協定)(6月)
  • 第二次伊藤内閣退陣(8月)
  • 松方正義、進歩党と締盟して内閣組織(松隈内閣)(9月)
1897年
明治30年
  • 後藤象二郎死没(8月)
  • 陸奥宗光死没(8月)
1898年
明治31年
  • 第二次松方内閣総辞職、伊藤博文、三度組閣(1月)
  • 朝鮮の主権を日露両国確認(4月)
  • 自由党・進歩党が合同して憲政党結成(6月)
  • 第三次伊藤内閣総辞職、史上初の政党内閣として大隈重信組閣(6月)
  • 尾崎行雄文相の共和演説事件(8月)
  • 憲政党分裂。旧自由党による憲政党と、旧進歩党による憲政本党に分立(10月)
  • 第一次大隈内閣総辞職。山県有朋、二度目の組閣(11月)
  • 山縣は憲政党と締盟し、「肝胆相照」を声明(11月)
  • 地租増徴案、可決(12月)
1899年
明治32年
  • 文官任用令改正、山縣内閣と憲政党に亀裂(3月)
  • 改正条約の発効。改訂新条約に関する詔書(7月)
1990年
明治33年
  • 軍部大臣現役武官制確立(5月)
  • 清朝北京において北清事変勃発(6月)
  • 伊藤博文、憲政党と子飼いの官僚・財界人・新聞人を中核に政党・立憲政友会を組織(9月)
  • 第二次山縣内閣総辞職、政友会総裁伊藤博文に四度目の大命降下(10月)
1901年
明治34年
  • 東京市会議長・星亨、暗殺(6月)
  • 伊藤博文単独辞職、臨時内閣総理大臣に西園寺公望(6月)
  • 元老会議は桂太郎を後継内閣首班に奏請し、桂内閣誕生(6月)
  • 日本を含む諸国と清朝との間で北京議定書締結(9月)
  • 日露間に緊張高まる(10月)
  • 英国ランズダウン外相、駐英日本大使・林董に日英同盟案を提出(10月)
1902年
明治35年
  • 第一回日英同盟成立(1月)
1903年
明治36年
  • 衆議院、海軍拡張案を可決(六六艦隊)(5月)
  • 伊藤博文、枢密院議長に就任、西園寺公望が政友会総裁に就任(7月)
  • 小村寿太郎外相と駐日ロシア公使ローゼンとの間で朝鮮満州をめぐる交渉開始(10月)
1904年
明治37年
  • 談判決裂、対露宣戦布告(日露戦争)(2月)
  • 第一次日韓協約(8月)
1905年
明治38年
  • 旅順要塞開城(1月)
  • 日本海海戦(5月)
  • 桂・タフト協定(7月)
  • 第二次日英同盟(8月)
  • アメリカの斡旋でポーツマス条約締結(小村寿太郎全権)、日露戦争終結(9月)
  • 日露講和に反対する日比谷焼き討ち事件発生(史上初の大衆暴動)(9月)
  • 第二次日韓協約(11月)
1906年
明治39年
  • 第一次桂内閣総辞職、政友会総裁西園寺公望に大命降下(1月)
  • 韓国統監府開庁(2月)
  • 米英、満州の門戸開放を日本に要請(3月)
  • ロシアから南樺太を受領(6月)
1907年
明治40年
  • ハーグ密使事件(7月)
  • 第三次日韓協約(7月)
1908年
明治41年
  • 増税法公布(3月)
  • ロシアと樺太境界に関する協定(4月)
  • 第一次西園寺内閣総辞職、桂太郎に大命降下(7月)
  • 政友会との間に「情意投合」(7月)
  • 国民精神作興に関する戊申詔書発布(10月)
  • 高平・ルート協定(太平洋方面の現状維持に関する日米協定)(11月)
1909年
明治42年
  • 新聞紙法公布(5月)
  • 伊藤博文韓国統監辞任、後任曽祢荒助(6月)
  • 伊藤博文、ハルビン駅頭で朝鮮人安重根に射殺される(6月)
  • 閣議は韓国併合方針を決定(7月)
  • アメリカ国務長官の満州鉄道中立化案(翌年初頭、日露両国これを拒否)(12月)
1910年
明治43年
  • 立憲国民党結成(犬養毅)(3月)
  • 大逆事件(幸徳事件)、幸徳秋水ら社会主義者ら逮捕、秘密裁判を経て処刑(5月)
  • 日韓併合、朝鮮総督府設置、初代総督寺内正毅(8月)
1911年
明治44年
  • 日米通商航海条約改正(関税自主権の回復)(2月)
  • 第三次日英同盟(7月)
  • 第二次桂内閣総辞職、政友会総裁西園寺公望に二度目の大命降下(8月)
1912年
明治45年
  • 明治天皇崩御、大正天皇践祚(7月)

 

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